ドキサプラムは、無痛性消化管内視鏡検査中にプロポフォールとフェンタニルの併用によって誘発される低 SpO2 を緩和する

大腸内視鏡検査 (2).png・静脈内プロポフォール麻酔下の痛みのない消化管内視鏡検査は、臨床シナリオで広く適用される。プロポフォールが提供する良好な鎮静と不安の除去にもかかわらず、低 SpO2 も生じる可能性がある。ドキサプラムは、半減期が短い呼吸刺激薬である。本研究の主な目的は、無痛性消化管内視鏡検査中にプロポフォールとフェンタニルの併用によって誘発される低 SpO2 の緩和に及ぼすドキサプラムの効果を調査することであった。

・本前向き研究では、無痛性消化管内視鏡検査の予定患者を D 群または S 群に無作為に割り当て、各群 55 人の患者を割り当てた。最初に、両群はプロポフォールとフェンタニルを併用投与された。D 群患者はプロポフォール注射後にドキサプラム 50mg を投与され、S 群患者は同量の生食を投与された。患者の生命徴候、プロポフォールの投与量、検査時間、低 SpO2 の発生率が記録された。

・2 群間でプロポフォール消費量と検査時間に統計的な差はなかった。S 群の 26 人の患者で SpO2 が低かったのに対して D 群では 10 人であった(P=0.001)。S 群の 19 人の患者がフェイスマスクで酸素化を受けたのに対して D 群では 8 人であった(P=0.015)。S 群 の 18 人の患者が下顎挙上で治療されたのに対して D 群では 5人であった(P=0.002)。S 群の 4人の患者で補助呼吸を受けたのに対して、D 群では 2 人であった(統計的差なし)。S 群の平均酸素飽和度は、プロポフォール注射後 1、2、3 分で D 群よりも有意に低かった(それぞれ P<0.001、P=0.001、P=0.020)。他の時点で酸素飽和度に統計的な差はなかった。 2 群間で MAP と HR に統計的差はなかった(導入後 1 分の時点を除く)。

低用量のドキサプラムは、プロポフォールの消費量、検査時間、MAP、、HR に影響を与えることなく、プロポフォールの静脈内投与による無痛性消化管内視鏡検査での低 SpO2 を効果的に緩和できる。

ドキサプラムを麻酔に積極的に併用する方法があったか。

【出典】
Doxapram alleviates low SpO2 induced by the combination of propofol and fentanyl during painless gastrointestinal endoscopy.
BMC Anesthesiol. 2019 Nov 22;19(1):216. doi: 10.1186/s12871-019-0860-1.

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