■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/12/17

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【問題1】(医療英単語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (p_____________) (s_____) (d_______) : (略)PTSD 心的外傷後ストレス障害

(2) (c______) (m__________) (l_______) : (略)CML 慢性骨髄性白血病

(3) (c_______) (d____) : 臨床死

(4) (p________) (b____) : 早産

(5) (b____) (w___) : 脳波


[解答]
(1)post-traumatic stress disorder(2)chronic myelogenous leukemia
(3)clinical death(4)premature birth
(5)brain wave


[出典] RNN時事英語辞典 http://rnnnews.jp/



【問題2】(脳外科) 脳動脈瘤患者の手術・麻酔について正しいのはどれか。

ア:くも膜下出血に合併する神経原性肺水腫には、PEEPは禁忌である。

イ:くも膜下出血のみで心電図上ST-T変化を伴うことは稀である。

ウ:高血糖は、虚血部位での細胞内アシドーシスを助長し細胞障害を増悪させる。

エ:亜酸化窒素は揮発性麻酔薬に匹敵する強力な脳血管拡張作用を有し、著明な頭蓋内圧亢進をきたす。

オ:膠質浸透圧の低下は頭蓋内圧に影響を及ぼさない。


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[解説] PEEPは通常10cmH2O以下では頭蓋内圧への影響は余り問題にならない。頭部を軽度挙上することにより頭蓋内圧上昇は防止できる。自律神経機能異常に基づき、くも膜下出血の50〜80%に心電図上ST-T変化を認める。高血糖は、虚血部位での細胞内アシドーシスを助長し細胞障害を増悪させるのでインスリンを使用し、血糖値≦200mg/dlとする。亜酸化窒素は揮発性麻酔薬に匹敵する強力な脳血管拡張作用を有し、著明な頭蓋内圧亢進をきたすので、少なくとも過換気あるいはバルビツレートの併用が必要である。血漿浸透圧低下は頭蓋内圧を上昇させるが、膠質浸透圧低下は頭蓋内圧に影響を及ぼさない。


[正解] (ウ)、(エ)、(オ) [出典] LiSA 1巻 2号 p56〜 (1994.12)



【問題3】(呼吸) 正しいものはどれか?

ア:エアウェイスコープ(AWS)はMil型喉頭鏡と同じく喉頭蓋を後面より直接挙上する。

イ:ASAのDifficult airwayアルゴリズムの中で、外科的気道確保は4ヵ所に登場する。

ウ:AWSとエアトラック(ATQ)では喉頭蓋に至る経路も両器具で異なる。

エ:上位頸椎障害よりも下位頸椎障害の方が、喉頭展開困難発生率が高い。

オ:サイズ2のLMAの内腔に通せる気管チューブの最大径は6.5mmである。


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[解説] ア○:エアウェイスコープ(AWS)はMil型喉頭鏡と同じく喉頭蓋を後面より直接挙上する。
イ○:気道管理のガイドラインとしてよく知られているASAのDifficult airwayアルゴリズムの中で、外科的気道確保はinvasive airway accessとして4ヵ所に登場する。
ウ○:エアウェイスコープ(AWS)とエアトラック(ATQ)は、ともにチューブ誘導機能を有する間接声門視認型の硬性喉頭鏡である。AWSとエアトラック(ATQ)では喉頭蓋に至る経路も両器具で異なる。
エ×:マッキントッシュ型喉頭鏡を用いて最適な喉頭展開時視野を確保するために必要な頸椎伸展の約3/4は、OAA関節で起こっている。頸椎病変を有する患者において、下位頸椎障害よりも上位頸椎(OAA関節)での障害をもつ患者の方が、喉頭展開困難発生率が高い。
オ×:サイズ2のLMAの内腔に通せる気管チューブの最大径は5.5mmである。サイズ3、4のLMAの内腔に通せる気管チューブの最大径は6.5mmである。



[正解] 解説を参照 [出典] 臨床麻酔学雑誌




【問題4】(呼吸) 室内空気吸入の場合のAaDO2の正常値はいくらか?
1) 20〜30
3) 10〜20
5) 25〜65
2) 10以下
4) 30〜40


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[解説] 室内空気吸入の場合のAaDO2の正常値=10〜20mmHg。一般に呼吸不全あるいは低酸素血症のメカニズムは、シャント、換気血流比の不均衡、拡散障害、肺胞低換気に分類される。AaDO2が開大する原因=肺胞性低酸素症(Alveolar hypoxia)=シャント、換気血流比の不均衡、拡散障害。肺胞低換気は開大の原因とはならない。吸入酸素濃度が増加するに従い、AaDO2も開大する。AaDO2/PaO2、Respiratory Index(=PaO2/PAO2)、Mインデックス(=PAO2/PaO2)、Oxygenation Index(=PaO2/FIO2)はいずれも、吸入酸素濃度に依存しない肺の酸素化指標として考案された。


[正解] 3 [出典] 救急医学Vol18-No4-p408

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