T-ピースは、CPAP+PS に比べて気管切開患者の動脈血および中心静脈血の酸素化改善する

T-piece improves arterial and central venous oxygenation in trachestomized patients as compared to continuous positive airway pressure/pressure support ventilation
Minerva Anestesiologica 2013 May;79(5):492-7

・T-ピースは、抜管準備ができている患者を特定するために、T-ピース試験として広く使用されてきたが、ウィーニングツールとしてはあまり使われていない。我々の目的は、まだ評価されてたことがないのだが、T-ピース経由の呼吸が、持続気道陽圧+圧支持(CPAP+PS)と自動チューブ補正 CPAP(CPAP+ATC)と比較して、ガス交換に及ぼす影響を調査することであった。

・気管切開を受けた、離脱準備のできた重症患者を本前向き自己対照臨床試験に登録した。動脈血酸素分圧(PaO2)を、CPAP+PS(t0)、15分後に CPAP+ATC(t1)で、さらに T-ピース上 15、30、60分(t2-4)の時点で測定した。ScvO2 を、t0 と t4 で測定し。吸入酸素濃度(FiO2)と呼気終末陽圧(PEEP)の設定は、研究中はずっと一定にしておいた。

・25 人の患者が対象となった。肺水腫、高血圧、または疲労により、T-ピース試験は、t2 後に 4 例で中断された。 PaO2/FiO2 は T-ピース(t3,4)で、CPAP(t0,1)よりも有意に高値で(P<0.05)あり、PaO2/FiO2は CPAP+PS(t0) vs CPAP+ATC(t1)モードでは有意差がなかった: 中央値=208(四分位領域: 175-266)vs 223(186-290)mmHg、P=0.102、しかし、t0 から t4 へは:208(175-266) vs 249(215-325)mmHg と有意に増加した、P=0.003。ScvO2 は、CPAP+PS 上 t0 の 73%(71-78%)よりも T-ピース上 t4 の 80%(75-82%)の方が有意に高かった、P<0.001。

・同じ FiO2 と PEEP 設定で、T-ピース経由の呼吸は、CPAP+PS 上での呼吸に比べて、酸素化を改善して、ScvO2 を増加させる結果となった。今回の観察から、人工呼吸からの離脱中に、T-ピースが果たす役割の可能性が示唆される。

[!]:意外だな。T-ピースよりも、CAPA+PS の方が絶対に酸素化が有利だと思っていた。離脱準備ができるほどに肺の状態が改善した場合には、単なる自発呼吸の方が、酸素化の効率が良いということか。

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