脳外科の開頭手術で BIS センサーを下顎に付けて使用してみた! Part 2

 一昨日に引き続き、今日は未破裂の脳動脈瘤の麻酔を担当することになった。前回と同様に、麻酔導入後、頭部のメイフィールド固定後に、BIS センサーを前額ではなく下顎部に装着した。脳外科医師のマジックによる執刀予定ラインとかぶらない。
【 実際に装着したところ 】
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 BIS センサーの ① を、矢印が鼻先方向に向かうように下顎の正中に、③ を目尻のラインに合わせてこめかみに貼り付ける。必然的に、② と ④ は口角の真横~下側に貼り付けることになる。

 途中、血圧がやや上昇してきて、「少し麻酔が浅くなってきたかな・・」と思っていると、同期的に BIS 値も上昇し、プロポフォールの TCI 濃度を高く設定して、鎮静度を深くすると、やはりどちらも下がり気味となった(下図の矢印で示した部分)。

 心電図モニターのトレンド上の血圧の推移と、BIS モニター上の BIS 値のトレンドにも相関性があり、BIS 値の動きは、前額部に付けている時と全く同様だ。
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 これまでは、吸入麻酔の麻酔深度の類推から、高齢者では、プロポフォールの TCI 濃度を、1.5~2.5 程度で維持していることが多かった。BIS を使用したからといって、投与速度がこれまでとあまり変わることはなさそうだが、やはり、鎮静度が数値で表示されているというのは安心できる。

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