予期せぬ困難気道の管理に関する最新の DAS ガイドライン 2015 に基づく第二世代声門上気道器具

■ DAS ガイドラインとは何か?
予期せぬ困難気道の管理のための実践ガイドライン。認定された困難気道協会(DAS)と英国の王立麻酔科医協会(Royal college of Anaesthetists:RCoA)とが協力した専門家パネルによって開発された。ガイドラインの全体的な目標は、生命を脅かす可能性のある臨床状況への体系的なアプローチを提供することである。

ガイドラインは、麻酔科医は第一の手法をを実行する前に、バックアップ計画を策定する必要があるという前提条件のもとで、それぞれに焦点を当てた実践的な推奨事項を記載した一連のプランとして作成されている。

実用性指向の推奨を超えて、困難気道の管理にまつわる条件を最適化するために、診療医の準備と説明責任に重点が置かれている。

気管挿管が失敗したと宣言された場合は、SAD 挿入によって酸素化を維持しつつ、プラン B に進むことに焦点を当てることが推奨される。

新しい DAS ガイドラインは、このような状況で第二世代 SGA の使用を支持している。なぜなら、それらは誤嚥のリスクを減らし、より良い気道シールを提供できるように特別にデザインされているからである(2)。

■ SAD の選択と使用に対する DAS の勧告
▶ SAD による挿管に関する推奨事項
必要に応じて SAD による挿管を検討ししなさい - 臨床医はこのテクニックの訓練を受けるべきである。盲目的挿管はお勧めできない。

▶ レスキュー気道確保のための SAD の理想的な特徴
・信頼性の高い初回留置
・高シール圧
・消化管と気道の分離
・ファイバー挿管(FOI)との互換性(1)

▶ 訓練と入手可能性に関する推奨事項
すべての麻酔科医は第二世代 SAD を使用するように訓練されていて、即時に手に入れることができるようにする必要がある

▶ 第二世代 SAD を選択するための推奨事項
次の理由から、第一世代の器具ではなく第二世代を使用しなさい。
・第二世代の方が気道保護が良好であると考えられている(2)。
・誤嚥のリスクを軽減し、気道の密閉性を高めるために特別にデザインされた機能を有している。

参考文献:
1: Freck CM, Mitchell VS, McNarry AF, et al. Difficult Airway Society 2015 guidelines for the management of unanticipated difficult intubation in adults. Br J Anaesth 2015;115: 827.48
2: Hagberg, C et al (2015), Difficult Airway Society 2015 guidelines for the management of unanticipated difficult intubation in adults: not just another algorithm,
British Journal of Anaesthesia 115 (6): 812-814 (2015)

[!]:AMBU の AuraGain の宣伝用小冊子「Brochure on DAS Guidelines」では、困難気道の管理時に SGA がいかに役立つかについて紹介してくれている。日本語に訳してみた。

【出典】
Brochure on DAS guidelines.pdf

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