小児扁桃腺アドノイド摘出術後の術後回復の質に及ぼすデスフルランとセボフルランの比較

・小児扁桃腺アデノイド摘出術の術後回復の質に及ぼすデスフルランとセボフルランの比較を行った。

・2014 年 2 月から 2017 年 5 月に、低温血漿下で扁桃腺およびアデノイドラジオ波焼灼術を受け、徐州医科大学の徐州小児病院に入院した 165 人の小児の診療記録について後ろ向き分析を行った。合計で、セボフルラン麻酔をされた 79 人の小児はセボフルラン群に、デスフルルラン麻酔を受けた 86 人の小児はデスフルラン群とした。小児の非観血的血圧(NIBP)、心拍数(HR)、酸素飽和度(SpO2)値、術後鎮静(Ramsay)スコア、修正客観的疼痛スコア(MOPS)を記録した。小児の小児麻酔覚醒せん妄(PAED)スコアを記録した。

・セボフルラン群小児はデスフルラン群小児よりも手術室在室時間、麻酔回復時間、抜管までの時間、回復室在室時間が長かった(P<0.05)。手術開始時(t1)、手術後 10 分(t2)、麻酔回復室入室時(t3)、気管チューブ抜管時(t4)、抜管後 10 分(t5)、麻酔回復室を退室する時間(t6)では、セボフルラン群小児はデスフルラン群小児よりも、NISBP と NIDBP が高く、HR が低かった(P<0.05)。気管チューブ抜管時(c2)、抜管 10 分後(c3)、抜管 30 分後(c4)に、セボフルラン群小児は、デスフルラン群小児よりも Ramsay スコアが低く、PAED スコアが高かった(P<0.05)。デスフルランは、小児の扁桃腺とアデノイド摘出術の麻酔維持薬としてより適しており、より優れた麻酔効果があり、より安全である。

・さらに、デスフルラン麻酔の小児は、術後回復の質が高く、短期間で早期回復を認め、鎮静作用や鎮痛作用が優れていた。したがって、日帰り麻酔診療での推進に値するものである。

[!]:デスフルランは、小児麻酔においてもセボフルランよりも回復が早く、その質も高いので、日帰り手術には好適であると。

【出典】
Comparison of desflurane and sevoflurane on postoperative recovery quality after tonsillectomy and adenoidectomy in children.
Exp Ther Med. 2019 Jun;17(6):4561-4567. doi: 10.3892/etm.2019.7467. Epub 2019 Apr 4.

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